注文住宅のメーカーに新築を依頼する際の注意点は、見積書の確認にあります。新築を計画している場合、複数のメーカーから見積もりをとって比較することも多いかもしれません。では、なぜ見積書をよく検討しなくてはならないのでしょうか。実は、注文住宅の見積書というものに一律のテンプレートは存在しないのです。
企業ごとに独自の様式で書面を作成するので、単純な比較がかなり難しくなっています。たとえば金額的にはある会社社のほうが別の会社よりも安いので契約したとします。しかし実際には後々オプション料金として必要になる金額が記載されておらず、結果的にもう一つの会社が提案していた金額よりも高額になってしまうということがよく起こっているのです。とはいえ、注文住宅を人生で何度も建てたことがある人は限られています。
多くの施工主の方は初めて見積書を見るので、どの項目がどんな意味を持っているのか分からず数字にだけ注目しがちです。そこで、見積書を提示されたときにこの金額が最終的に家が建った時に支払う金額なのか、オプション料金や保険料、各種手数料なども全部込みで計算されているのかを担当者に確認することをおすすめします。家造りには、建物の工事に関わる金額以外に、登記や駐車場など外構工事に関わる資金も必要です。土地と建物だけで予算をみんな使い切ってしまうと、最終的にお金が足らなくなってしまうリスクがあるのです。
そのため、見積書の金額の中に、家を建てるためにかかる費用が全て加算されているか確かめることが重要になるのです。ローンを組む際にも必要になるものなので、見積もりの確認は慎重に行ってください。