古い世代の住宅では、洗面台は横が60㎝と75㎝、90㎝など規格品を採用しており、室内には洗濯機や給湯器を設置していることも多い傾向にあります。このような環境でも問題はありませんが、注文住宅を建てる方に対しては、システムキッチンやシステムバス同様に、システム洗面台を作ることにより高級感を発揮させることができます。既に有名メーカーから販売されている機種がありますが、注文住宅を建てるにはメーカーの規格以外でも採用することができ、一般的な洗面台ではなく天板を全てフラット化した横1列のシステム洗面台は推奨できます。洗面台自体は普通に歯磨きやシャワーヘッドによる洗髪を行うことができますが、横の部分には収納スペースとなる棚を設けることで高級ホテルのような高級感溢れる注文住宅に仕上げられます。
ミラーサイズを大きくしたり収納スペースには洗剤やタオルなど、洗面台とお風呂で使うケミカル品を収納することにも役立ちます。カウンター式になることで隙間や凹凸を無くせることにより、掃除も簡単に行えます。壁側は耐水性のあるビニールクロスでも問題はありませんが、洗面台と浴室が隣り合わせにする間取りでは、カビ対策として壁材にはアルミやステンレスを材料としたボードの貼り付けでカビの問題もクリアできます。抜群の収納力が最大のメリットになりますが、カウンター式では見栄えが非常に良いので来客が利用したとしてもプライバシーの確保も行えます。
工務店の中には規格外の造作家具に対応する会社も多いので、メーカー依存ではないサイズでも注文住宅であれば最初から完備できます。