注文住宅では、当初の予定よりも金額が大きくなってしまって予算不足に陥りがちです。計画が進むにつれてあらかじめ建てた予算とはかけ離れた額になってしまうのは、きちんと具体的な内容まで考えられていないからです。建物の坪単価や土地の価格、設備の費用等も現実的な額に設定されていない可能性があります。小さな理由が重なって大きな開きとなることがあるため、臨機応変に対応できるように条件も洗い出して優先順位をつけておくことがポイントです。
予算不足に落ちるのを防ぐための対応策として、住宅ローンの借入額を大きくする方法があります。注文住宅は元々借入額が大きくなるものですが、そこから更に増やして問題なく支払えるようにするという対策の仕方です。その時をしのぐことはできますが、月々の返済額が大きくなって日々のやりくりに苦労するので、借入額はできるだけ変更せずに対応できるようにします。将来のために残しておいた貯蓄を支払いに回す方法もありますが、急な出費が発生した時に対応できなくなるため、こちらもリスクがあります。
注文住宅を建てたいと考えるのなら、まずは貯蓄をして自己資金をある程度の額まで用意してから動き出すのが得策です。自己資金は貯蓄だけでなく親族からの支援も含めることができ、現在住んでいる家が持ち家なら売却代金も入れられます。借入額は年収によって考えるべきであり、安全に返せる範囲は年収の25%とされています。注文住宅のことならこちら